日本の家庭の暮らし方の変容

日本人の働き方が多様化して来ました。
昭和の頃は専業主婦が家庭を預かり、子どもたちは夕方までには学校や公園から帰ってくるのが当然でした。
またサラリーマンの男性陣も夜の六時から七時には自宅に帰宅します。
そのため、基本的に昭和の頃は家庭に常に家族が一人以上居る事が普通でした。
そのため、夜間しっかりと戸締まりさえしておけば、泥棒に侵入される恐れはかなり低かったのです。
ところが平成の昨今においては、かなり事情が変わりました。
専業主婦は激減し、お仕事に出かける主婦が急増しました。
子どもたちも将来に向けてスポーツや勉強関係の習い事に出かけます。
帰宅するのが夜九時になる子どもたちも多いです。
サラリーマンの男性陣も残業が当然の時代となり、帰宅するのは夜の十時以降になる場合が増えつつあります。
平成の昨今では殆ど日中の間、家族の者が家庭に居ない状態となりました。

ずる賢い最近の泥棒にはバレバレな実態

家族が日中の間、長期にわたって居ないとなれば、泥棒の格好の標的です。
更にゆゆしき事に家族の帰宅時間などが今では日によってバラバラになりました。
子どもたちがいつ帰宅しても良いようにと、自宅の庭先などに置きカギをする家庭も増えました。
子どもたちに貴重品を持たせるのは怖い、置きカギなら自宅の敷地内なので安心だろう、と考える奥様方もいますが、その見方は現代においてかなり危険です。
最近の泥棒は、大半の隠し場所を熟知しています。
植木鉢の下、ポストの中、不自然に置かれたカゴや箱の中など、家族だけしか分からないと思っている置きカギの隠し場所も、最近のずる賢い泥棒からするとバレバレのようです。

置きカギは、空き巣被害の原因に

実際に不審者に置きカギを盗られてしまったり、それが原因で空き巣被害に遭う家庭も出てきました。
それは便利な方法ではありますが、泥棒からすればセキュリティ意識の低い家にしか見えず、非常に空き巣被害を誘発しやすいです。
置きカギは残念ながら空き巣被害の原因を自ら作り出すものです。
また、不審者に盗られてしまい、自宅の物を紛失した場合は早急に対策しなければいけません。
いつその紛失した物を使って泥棒が自宅に訪れるか、分かりません。
最も良い対策は自宅の錠前をまるごと交換する事であり、地元の専門業者に依頼する事です。

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